岡山へ移住しちゃった

横浜から岡山の牛窓へ移住した日々の出来事を書き込みます。田舎での暮らしぶりや移住に到るまでなどこれから移住を考える人の参考になれれば嬉しい

-命吹-新たに命を吹き込む

全国の若者(15歳〜39歳)の引きこもりの数 54万人 (岡山県美作市の人おこしシェアハウスに行って来ました)

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全国の若者(15歳〜39歳)の引きこもりの数 54万人

 

今日は、その引きこもりの若者に対してシェアハウスを提供し、支援を続けている「人おこし」のスタッフ 「能登さん」に会いに行って来た。
 
岡山県美作市は、県北に位置する人口約2万人の町
2万人のうち約半数が65才以上というから、2人に1人はお年寄りということになる。
 
人おこしのシェアハウスは、そんな山村にある
 
シェアハウスには、現在14名の若者が入居している。
(男性:11名、女性:3名)
 
今日一緒に活動させて頂いた女性は茨城からやって来たというから凄い。
彼女はこんなことを言っていた。
 
「職員さんも優しいから、ここなら安心して過ごせると思った」
 
茨城からやって来てまだ1ヶ月だそう。
 
何より凄いのは、これまで運営を続けて来た約3年間で8名もの若者がシェアハウスを卒業し、一人暮らしを始め、自分の道(就職や専門学校への進学、海外へ出るなど)を見つけ活動していることだ。
 
 引きこもりから脱することが出来たということだ。
 

田舎には、人を癒す力がある

 
これは能登さんも仰っていたし、私の自論にもなっている
 
・田舎の風景は、目にも心にも優しい
・田舎に暮らす人は穏やかで優しい人が多い
・農家さんは優しい人が多い
・植物を育てることや土いじりは、ヒーリング効果がある
 
 

農園空さん

 

今日は、能登さんのご好意でシェアハウスを見学させて頂いただけでなく、農園空さんへ入居している若者2人と一緒に同行させてもらった。

 

農園空さんは、自然栽培で広大な敷地で作物を育てられています。
農園空さんのFBを見てみたら、今日の作業風景がアップされていたので使わせてもらいました。
 
 
黒豆

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これが黒豆

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周囲にある雑草を鎌で刈って行く

 

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膨大な敷地面積があるので、どれだけ大変な作業なのかが分かる

 

「黒豆の葉を落とす作業があるのですが」という発言に、若者2人とも食いついてた

 

「やってみたい!!」

 

僕は、「ぬおっ!!」って驚いてしまった。

僕はなんとなく想像したけど、大変な作業だよ〜っ。きっと。て思ってしまった。

(農業慣れしてきた私です)

 

しかし、皆でやる農作業はなかなか楽しく、おしゃべり全開でやったので笑い声もチラホラ。

 

「いやー。助かりました。」って農園空さんの言葉がやけに嬉しい。

 

お礼にと、京水菜やら白菜やらレタスやらいろいろ頂きました。

 

やったことないことやるのって楽しいね。

 

とにもかくにも、このようにして「生きづらさ」とか「居場所の無さ」とかを感じて、家に籠っていた若者が、農作業をしているのだから凄いことだなって思う。

 

これからもちょくちょく、能登さんに会いに美作まで遊びに行こうと決めた今日でした。

 

 

ー追記ー

 

能登さんのいる「人おこし」については↓をご参照ください

http://hito.sanson.asia/ 

 
 

移住ノススメ

 

ーMessageー

 

八方塞がりな状況に陥っているならば、移住をするといい

都会の生活で孤立感や孤独感を感じているならば、田舎へ移住するといい

 

「移住は人生をやり直す事が出来る」

 

誰も自分の事を知らない土地へ移り住むのだから、人生をやり直しているに近い

仕事も住む家も人との関わりも全部やり直す事が出来る

 

 

 

ー選択の自由と自己責任ー

 

全ての選択は自分の意思で決められる

些細な事から大きな事まで全て自分の選択だ

感情的になってしまった時に自分がどう反応するかさえ選択をする事が出来る

何も選ばなかったとしても、何もしなかったとしても、それは「選ばない」という選択をしたことになる

 

そして大切な事がある

「選択」とは文字通り、「どちらか」もしくは「いずれか」を決めるという事だ

それには、結果が伴う

必ず何らかの結果が現れる

そして、現れた結果は選択をした自分の責任なのだ

 

誰かを責める必要は無い

もちろん自分を責める必要も無い

 

あの時この選択をしたからこの結果が現れた

と、受け入れればいい

受け入れて、どう対処するかをまた選択すればいい

 

ドラッカーは選択の自由についてこのように述べている

自由とは楽しいものではない。

幸福、安心、平和、進歩のいずれでもない。

それは選択の責任である。

権利ではなく義務である。

真の自由は何かからの自由ではない。

それでは特権にすぎない。

自由とは、行なうことと行なわないこと、ある方法で行なうことと他の方法で行なうこと、ある信条を持つことと逆の信条を持つことからの選択である。

楽しいどころか重荷である。

それは、自らの行動と社会の行動にかかわる選択の責任である。

 

ピーター・ドラッカー(Peter Ferdinand Drucker)

 

 

ー移住ライフー

 

(自分がそう思い込んでただけだが)八方塞がりに陥った僕は、岡山へ移住をした。

きっかけは「キヨ」から「(岡山に)カモン!」というLINEをもらった事だが、その時は「いやいや行きたいけど無理だよ・・。」と思っていた。

 

自由業だけどいくつか仕事をもらっていたし、うんちゃらかんちゃら・・・

 

今思えば、行かない理由を並べていた。

 

移住は「気合い」

えいや!って移住した(笑)

やっぱ辞めたってならないように新幹線のチケット取ってしまった

持ってく荷物は、スーツケース一つとリュックとMacBookだけ(笑)

 

そう。このブログのタイトルの通り「岡山へ移住しちゃった」なのだ

 

僕のした選択は「岡山へ移住する」という事

選択の結果が現れ、そしてそれは自己責任だ。

 

今年の酷暑をエアコン無しで過ごした

人生で初めてのことである

 

でも、それすらも楽しく思えた

 

岡山に移住して4ヶ月半経った今は、たくさんの人と繋がる事が出来ている

 

「解放」を感じる

「自由」を感じる事が出来る

 

何をしても何処へ行っても

何もしなくても何処へも行かなくても

 

ぜ〜んぶ自由

 

 

 

ー追記ー

 

移住してからの生活は全て100%自分の意思

 

自分が動きさえすれば友達は増えていく

野菜や飲み水など身体に良いものを積極的に摂取出来る

(オーガニックなもの、水は伏流水であるスサノオ水を飲んでる)

ローコストで生きられるから、必要な分だけ働けばいい

 

僕の意識はかなり変わった

ある種「ワーカホリック(※仕事中毒の意)」だったが、仕事にあまり多くを求めなくなった

自然派志向にになった

やりたいかどうか(ワクワクするかどうか)で物事を決められるようになった

何より平凡な毎日を満喫出来るようになった

(以前は、予定が詰まっていないと不安だったし、「何かをしないといけない」という囚われがあった)

 

もちろん、僕の書いている事は移住しなくても出来る

僕は移住したら出来たってだけのこと

 

 

Something Great(サムシング・グレート)

ーMessageー

 

人間には素晴らしい機能が備わっている。
それは、「忘却」という機能だ。
辛いことも悲しいこともいつしか必ず美化され綺麗な記憶となる。

 

ーSomething Greatー

 

以前、遺伝子研究の第一人者筑波大学名誉教授/村上和雄先生の講演を聴きに行った事がある。

村上先生は、世界に先駆けて「ヒト・レニン遺伝子」の解読に成功し一躍その名を世界に轟かせた人だ。

先生は講演の中でこんな事を言っていた。

 

「一つの遺伝子の役割を解明するのに物凄い時間と労力がかかりました。たった一つの遺伝子でです。

 

遺伝子の研究をしていてはたと気がついたのです。

たった一つの遺伝子を読み取るのでさえこんなに大変なのに、ではこれは誰が創ったのだろうか?と。

 

そこには何か偉大なもの [Something Great] の存在を感じざるを得ないのです。」

 

一級の科学者である村上先生の言葉だ。

 

ー移住ライフー

 

牛窓」で家を借りるのは困難を伴う。

空き家はたくさんあるのだが、借りる事が難しいのだ。

そして、「牛窓」に住みたいと言う人は多いから尚更困難が伴う。

 

家を見つけられた僕は、

 

「しゅんちゃんは強運の持ち主」

牛窓に受け入れられた」

 

と言われる程だ。

 

(「牛窓」の魅力は別の機会にお話することとする)

 

家を見つけるのは相当苦労した。

もちろん、駅付近にはアパートの類のものはある。

でもせっかくだから海や山の近くに住みたい。

 

僕が家を探す条件としたのは4つ

 

  • ネット環境
  • 水洗トイレと快適なお風呂
  • 駐車場
  • 家賃3万円以内

 

探して分かったことだが、これを現在の「牛窓」でクリアするのはとても難しい。

結局、水洗トイレだけは妥協することとなった(見つけたお家は「簡易水洗トイレ」というもの)

 

そして、見つけられたと言ってもそう簡単な話では無い

借りれたのはいわゆる「古民家」なのだ。

 


 

 

1ヶ月半近く、たくさんの人にご協力を頂きながら古民家の片付けをしているがまだこの状態だ。

 

  1. 片付け
  2. 除菌・殺菌
  3. 清掃
  4. 修繕
  5. 改修

この5つを行ってようやく住む事が出来る。

(もちろんサバイバル能力の高い人は、この状態でも家の中にテントを張って住んだりするのだろうが、僕のサバイバル能力はまだそこまで高く無い)

 

まだしばらくは片付けに追われる事になると思われる。

 

 

空き家を片付けていると様々な「記憶」に触れる事が出来る。

・愛用品と思われるもの

・写真

・名前の書かれた衣類

 

僕はそれを使うことは出来ない。

敬意を持って処分させて頂いている。

たくさんの記憶が詰まっているであろうこの古民家、を美しいものにして遺していこう。

 

 

 

ー追記ー

 

僕は移住する気なんてさらさら無かった。

都会の方が仕事面でも生活面でもメリットが大きいと感じていたからだ。

 

しかし、岡山に吸い寄せられた。

そして、移住して4日後に災害の少ない岡山で大規模な水害が起きた。

この事により僕のライフスタイルは一変する事になる。

 

これは紛れもなく [Something Great]の仕業に違いない。

 

 

銃声

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ー移住ライフー

 

植物を相手にした作業は考え事をするのにもの凄く適している。

雑念が取り払われ、考えたいことだけに意識を集中できる。

何かが研ぎ澄まされていく感覚だ。

 

 

ー生きていることへの感謝を込めてー

 

今日も朝8時から海が見えるガラスハウスで、黙々と植物を相手に作業をしていた。

朝8時に出勤して10時まで作業をして休憩30分と言うのが最近の流れだ。

 

そんな時、大きな破裂音がした。

何かがガラスハウスにぶつかったのか。

 

『なんやろう?今の音』

 

先輩は音の方に向かってガラスハウスの中を歩いていく。

僕も作業を中断して付いていく。

 

すると、今度は続けて大きな破裂音が2回響き渡る。

僕らはガラスハウスを飛び出て、大きな音の元へと走り寄る。

 

「何だ??」

 

先輩が何かを見つけた。

『軽トラが2台止まっとる。猟師か!』

 

 

僕らは軽トラの元へと向かっていく。

すると初老の男性がそこにいた。

 

大きな破裂音の答えは、銃声だった。

それも3発の銃声。

 

こんなすぐそばで、しかも僕らに知らせずに銃声って危なすぎじゃ⁈

と普通に思うが、それは言わないでおく。

 

先輩が何やら猟師さんと話をしているが、方言が強くて僕にはよく聞き取れない。

先輩が教えてくれた。

 

『イノシシや』

 

先輩が猟師さんに、食べたいとか肉が欲しいとか言っている

 

猟師さんは、

 

『良いとこだけ持っていかれい!」

 

多分こんな感じの言葉を言ったと思う。

 

という流れで、僕と猟師さんでイノシシをその場で捌く?解体することになった。

先輩は犬を飼っているから??やりたくないらしい(笑)

 

もう殺してしまったイノシシ。助けることは出来ない。

ならば、美味しく食すのが礼儀か。

 

僕は、進んで手伝った。

それは、好奇心でも何でもなく、ただ単に

 

「僕の心が何を感じるか」知りたかっただけだ。

 

グロいので写真は掲載しないでおく。

 

生暖かいイノシシの足を持って釣り上げる。

猟師さんがサクサク解体していく。

 

まだ生きているのか、時々鳴き声みたいな小さな声が聞こえる。

イノシシの身体がビクってなったりする。

 

猟師さんが、あっち持ってこっち取ってと僕に指示してくる。

この子は出来る子だと認めてくれたのかもしれない(笑)

 

『ここがロース。美味しいよ。』と解説付きの解体ショーだ。

 

猟師さん曰く、イノシシは50キロくらいの大きさがあった。

そこから良いとこだけ20キロくらいさばいてもらった。

脂肪は殆どなく、綺麗な色をしたお肉になった。

 

僕は全然平気だった。

これだったら、ウォーキング・デッドの方が全然グロいし!と普通に思った(笑)

 

僕の心に何か感じるものがあるかな?と内観してみたが、何も感じていなかった。

うん。我事ながら冷静だ。

 

色々なことを感じれるようになるにはもう少し時間が必要みたい。

 

イノシシ肉は、1週間くらい冷凍しておくと殺菌が出来て、臭みが消えて美味しくなると言うことを猟師さんから教えてもらった。

 

残ったイノシシの死骸(死骸と表現するのが良いのかどうか)はどうするんですか??

 

『その辺に捨てられい!』

こんな感じの言葉だったと思う。

 

ほー⁉︎

ワイルド! 

 

僕らだけではイノシシの解体は出来ないので、従うしかない。

なので、先輩と二人で死骸?を山の下へ転がるように落とした。

転がると言っても4〜5メートルなので、その姿を見ることが出来る。

 

猟師さんから頂いたお肉を綺麗にしていく。

綺麗にするとは、毛を取り除くのだ。

 

家に持ち帰って、料理するのは多分奥様方。

きっと嫌がるだろうな。

と考え丁寧に毛を取り除いた。

 

お肉の塊を4つに分けてラップを巻いて冷凍庫にしまっておいた。

 

イノシシさん。

貴重な命を、貴重な経験をありがとうございます。

あなたの命は決して無駄にしません。

美味しく食させて頂きます。

 

 

話を聞いてもう一人先輩がイノシシ肉を取りに来た。

お仕事そっちのけで笑い話に花が咲く。

なんて賑やかな職場なんだろう。

  

夜は「ワッカ」でイベントがあるからしゅんくんおいでよ

 

ってイベントに誘ってくれた。

 

17時に仕事を終えて、いつものように銭湯に行って、そしてワッカに行ってみた。

 

この建物の中にライブハウス!?

え!?広っ!!

お店が出店してる!

ここって、ワッカの人たちの寮じゃなかったの??

 

美味しいカレーを食べて、先輩と合流してお酒を嗜む。

 

いろんな人が声を掛けてくれる。

嬉しいな。

初めて来た場所なのに、知った顔ぶればかりなのは田舎ならではと言えよう。

 

そして、新たな出会い。

だんだん馴染んで来た気がする。

 

素敵な場所だ〜。

すっかりイノシシのことなど頭から消えてしまった。

なんて愉快な毎日なのだろう。

 

 

- 追記-

「ワッカ」とはWACCA FARMのこと。

詳しくはこちら↓

 

wacca-farm.tumblr.com

 

使用させてもらっている画像はWACCA FARMの著作物なので、無断での転用はご遠慮ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『才能と化学変化』ー真備は今ー

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最初に真備(岡山県倉敷市真備町)の現状を伝えておきたい。

 

7月初旬に降り続いた大雨の影響で、河川が決壊し「真備」は水の中に沈むこととなった。(「沈む」という言葉を用いたが、もっと適切な言葉があるかもしれない)

 

岡山県は「晴れの国」と呼ばれている。

原発が無く、災害も無いという『神話』もあり、移住を考える人には人気の場所。

 

災害(水害)は、そんな岡山県で突然起きた。

それは奇しくも、「僕」が岡山県にやって来てわずか1週間後の事だった。

 

突然の災害から4ヶ月もの時が流れた。

 

ー真備は今ー

 

「お父さん」(「キヨ」のお父さんをそう呼ばせてもらっている)と一緒に、「コメリ」に工具を買いに行った。

 

道中、目を疑いたくなる光景が飛び込んでくる。

 

ジュンク堂」が真備から撤退したことはニュースで知っていたが、看板を残してもぬけの殻の状態でそこに存在していた。

(この大きな敷地の後に入る企業はあるのだろうか?)

 

重機が家を壊していた。

それもあちこちで。

「お父さん」に聞くと更地にする場合には、倉敷市が全額負担してくれるらしい。

きっと、「この土地にはもう住めない」と判断された方が家を壊す決断をされたのだろう。

 

既に更地になった場所もあちこちにあった。

(順番で家を壊しているのだろう。)

 

民家の多くは土壁で出来ているので、壁がスッカスカの状態で存在しているが人の気配は感じない。

 

『ちょっ!ちょっと!お父さん。

これってこのままじゃゴーストタウンになるんじゃ・・。』

 

大金の身銭を投じて家を直さねばならぬのならば、それが最良の選択と言えるのかとても判断に迷う・・。

 

これが水害から4ヶ月経った真備の現状だ。

 

もちろん、「光」もある。

セブンイレブンファミリーマートはいち早く営業を再開し、地域の拠り所になっている。

コメリもそうだ。コメリが営業を再開してくれていなければ、遠くまで工具を買いにいかねばならない。

 

地元?の企業さんだって頑張っている。

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復興支援価格って(汗)

あなたも支援を受ける立場でしょう!!と突っ込みたくなる。

 

岡山市でも瀬戸内市でも、この価格でガソリンを入れられるスタンドは無い。

リッター10円〜20円くらい安いのでは無いだろうか。

 

少しでもお金を真備に落とそうと決めた。

 

 

そんな状況の中だが、僕は僕の出来ることに集中すると決めている。

 

 

料理が出来る人は、「炊き出し」をやればいい

音楽が出来るならば、「演奏会」を

修理が出来るなら、素材はいくらでもある。

 

 

才能にはいくつもの形がある。

それぞれが才能を持ち寄れば、思わぬことが生み出されるかもしれない。

繋がりは化学変化を起こす

 

 

僕の「才能」は言うまでも無く子どもに関することだ。

子どもと遊んだり、子どもと話したり、相談に乗ったり、勉強を教えたり etc

子どもと遊ぶという支援をしているのは、とても自然な流れだ。

 

 

僕にはちょっとしたポリシーがある。

子どもが笑うと家の中が明るくなるんだ。

お母さんもお父さんも笑うんだ。

 

「お父さん、お母さん、あのね、今日ね、

こんなことがあったんだよ。」って

子どもが笑顔いっぱいに話す材料を提供しようじゃ無いか。

 

と言うことで、今日も真備総合公園で汗だくになるまで走った。

「先生!先生!こっちだよ!」

 

 

ー追記①ー

 

今日は「お母さん」(「キヨ」のお母さんをそう呼んでいる)から、帰り際に「晩御飯のおかず」を頂いてしまった。

「お母さん」用意してくれてたんだ。

 

朝早くから作ったのかな

夜遅くに作ったのかな

 

その気持ちが凄く嬉しい。

 

 

ー追記②ー

10月13日(土)は、またディアナが来てくれるみたい。

ディアナを迎える時、子ども達と一緒に[peekaboo(いないいないばあ)]をしたらディアナは笑ってくれるかな。

 

10月14日(日)は、真備にモンパチ(モンゴル800)の「キヨサク」がやってくる。

もし会うことが出来たら、僕が大学生の時以来だ。

覚えてくれているだろうか。

ありがたい まいにち ー真備にてー

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岡山に移住し、身体を鍛えることを始めて3カ月。

 

お陰で走ることが出来るようになった。

 

自分の身体に「ありがとう。」と感謝をしたい。

 

 

ー真備にてー

 

(今日はとても素敵な一日だった。)

 

 

朝、子ども達が来る前にテントやタープを準備。

 

陽射しが強く既に汗だくになる。

昨日深夜まで「タツ」とお酒を飲み語らったのだが、その眠気もやってくる。

 

体力持つかな💧と不安がよぎる

 

子ども達がぞくぞくと車でやってきた。

当たり前だが、元気いっぱい、遊ぶ気満々。

 

「先生!」

「シュンちゃん!」

「シュンスケ!」

 

色んな風に呼ばれるが、呼び名などなんだっていいのだ。

 

こっちはギアをセカンドに入れる。

さぁ。遊ぶぞ。

 

今日のタイムスケジュールはこうだ。

・勉強タイム

・英会話レッスン

・クッキング

・お昼ごはん

・公園遊び

 

まずは勉強タイム。

 

勉強を教えることに関しては、僕はプロだ。

どうすれば勉強が出来るようになるかを長年研究して来た。

教え方も様々な手法を持ってる。

 

しばらくは子ども達の観察に時間を当てる。

 

・どのくらい出来るのか

・どこでつまづくのか

・「わかりません」って言えるのか

・どんな解き方をするのか

etc

 

今日は、一人の男の子の算数をみてみた。

ふむふむ。

どういう風に考えて答えを出そうとするのか、どうして間違っちゃうのか、少し見えて来た。

 

英会話レッスンは、オーストラリア人の先生がスペシャルゲストで来てくれた。

 

子ども達を引き付けるのがとても上手い。

名前をすぐに覚える。

子ども達の名前を間違わずに呼ぶ。

分かりやすい英語を使ってくれる。

 

プロだと思った。

 

そして、「凄いな」って思ったのは、その後のクッキングもお昼ごはんも公園遊びも全部参加してくれて、遊びながら自然な英語を教えてくれたことだ。

 

子ども達とディアナを車に乗せて、真備総合公園へ向かう。

車の中でディアナと英語で話すのに一生懸命になってたら、子どもから

 

「先生。なんでこんなにゆっくり走ってるの??前の車行っちゃうよ!」と突っこまれた。

 

ディアナと二人、大爆笑。

 

「ごめんごめん。先生は二つのことを同時に出来ないの!(笑)」

 

真備総合公園は前にも来たことがある。

 

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自衛隊がお風呂を作ってくれていて、ボランティア活動でドロドロになった身体を癒させてもらいに来たのだ。

 

今は仮設住宅がいくつも建っていた。

真備の現実を垣間見ることが出来る。

 

公園でたくさんたくさん遊んだ。

たくさんたくさん走った。

いろんな種類の鬼ごっこをした。

 

氷鬼、かくれ鬼、どろけい、秘密警察、レンジでチン etc

 

大きな滑り台で、横一列に並んで競争もやった。

子ども達の笑い声が辺りに響き渡る。

 

帰りの会で「キヨ」が子ども達に質問をした。

 

「今日は何が一番楽しかったですか?」

 

子ども達が続々と手を挙げる。

 

おお!流石は元小学校の教員だ。

発問が素晴らしいし、子ども達が手を挙げて発言する空間を見事に作り上げている。

 

「公園で遊んだのが一番楽しかったです!」

「僕も公園で遊んだのが一番楽しかったです!」

 

良かった!走った甲斐があった。

 

でも、スタッフ達は待ち侘びている言葉があった。(みんなそう思っていたと思う)

出てくるか?きっと出てくるはずだ。

 

「英語の時間が一番楽しかったです!」

 

出た!ナイス過ぎる!

「キヨ」がすかさずコメントを返す。

 

ディアナは嬉しそうに笑ってた。

ディアナやキヨ、タツの緩む表情を見て僕の表情も緩む。

 

子ども達を見送り、残った「マル」とディアナと3人でドッチボールをした。

 

「マル」良かったな〜。

ディアナ先生を独り占め出来て、マンツーマンの英会話レッスンだよ

 

「マル」はそんなことお構いなしにドッチボールに夢中。

 

今日はたくさん走った。

たくさん走れた。

 

岡山に来ていなければ、こんなこと出来なかった。

子ども達と全力で走れるようになるなんて想像していなかった。

ずっと願っていたことが一つずつ叶っていくような気がする。

 

今という時間は、過去に自分がして来た選択の結果が現れる。

 

僕は自分でいくつもの選択をした

  • 岡山に移住すること
  • 身体を鍛えること
  • 真備にボランティアに行くこと
  • 定期的に子ども達に会いに行くこと etc

 

それらが連なって今の瞬間に巡り会えた。

 

この3ヶ月、自分の身体には無茶とも言える要求をしたと思う。

「よく付いて来てくれた」と自分の身体に感謝をしたい。

 

「走れる」って本当に幸せだ。 

 

ー追記ー

今日ディアナから教わった英語

peekaboo

「いないいないばあ」